【解答解説】大阪大学2018 文学部(現代文②小説)
こんにちは!こくご部です。
定期テスト対策から大学受験の過去問解説まで、「知りたい」に応えるコンテンツを発信します。
はじめに
今回は大阪大学 文学部2018年の問題を大問ごとに分け、
四回にわたって解答例及び解説を掲載します。
なお、著作権の関係から、 当ブログ作成の解答解説のみを掲載し、
本文及び設問は掲載していませんのでご了承ください。
本文及び設問は過去問題集などを購入して参照していただき、
あくまで他の解答例を見てみたい、という場合に活用していただければ幸いです。
それでは行ってみましょう🔥
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2-1内容説明
・「灯火が邪魔になっていけないな」=明かりを消せという意図
・傍線部直前の「相変わらず」⇨恒常的であることを示している
・「尖る」⇨兄から弟への発言に緊張感や圧力が生じている
兄から弟への発言に緊張感や圧力が生じていることを示す効果。
2-2理由説明問題
・「英語を勉強してどうするつもりなのだ。目的があるのかい」に対する返事
・やがて曖昧な返事をしたが、自分自身でおもしろいともおもしろくないとも感じたことはない
・栄一の語勢は鋭かった。弟の愚を憐れむよりも罵り嘲るような調子であった
・むろん他人に教えるつもりで読んでいるのではないし~全然無価値だとこの兄に極められると、つくづく情けなかった
自分を下に見ている兄に英語を勉強していることの目的を突然尋ねられ、自分でも何のために英語を勉強しているかという目的が曖昧であったから。
2-3心情説明問題
・(兄は)前とは違って穏やかに話しかけた
・(それに対し)干乾びた切り口上で答えた ⇨形式ばっている。他人行儀、距離感
いつも高圧的な兄に、自分が英語を勉強していることを無価値であると決めつけられたことに対し情けなく感じ、いくら口調を変えて穏やかに話しかけられたからといって、兄の望むような答えはしまいと心の距離感を敢えて見せつけようとする心情。
2-4意味説明問題
たとえその英文が間違っていたり大した意味がなかったとしても、ひたすら作業に打ち込むことで、結婚もしておらず、職業は小学校の代用教員で、兄にも頭が上がらないといった自分の置かれた状況や現実世界から逃避することができるという意味。
今回はここまで🐸
次回は【解答解説】大阪大学2018 文学部(古典①)ということで
大問三・古文の解答解説の記事になります。
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