【解答解説】センター試験2020(現代文②小説)

【解答解説】センター試験2020(現代文②小説)

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はじめに

今回はセンター試験2020(現代文②小説)と題打って、現代文(小説)の解答例及び解説を掲載します。

共通テストの対策としてセンター試験の問題を解いている人も少なくないのではないでしょうか。

現在のところ、現行の共通テストとセンター試験は一定の連続性が認められます

センター試験だけ、共通テストだけ安定して得点できるという人はなかなかいないのではないでしょうか。


それでは行ってみましょう🔥

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問1 語彙問題

問1

ア:1

⇒「興じ合っている」の「合っている」の要素が含まれていないものは全て不適。

イ:1

ウ:4

★まずは辞書的な意味を優先して選択肢を削っていくこと。「これ以上選択肢が削れない」という状況になってからはじめて文脈判断に移る。また、本文を通読した後に改めて意味が通るか確認しておくこと


問2 内容説明問題

解答の方針

問題文の「そうした、暗い、望みのない明け暮れ」に注目。

「そうした」⇒広い指示語。ここまでの流れを受け、まとめる働き。
「暗い、望みのない明け暮れ」⇒暗澹とした毎日

問2:4

1 「恐怖にかられた」「安息を感じていた」が不適。両者とも本文に根拠なし。

2 「やがて妻との生活も~おびえていた」が不適。本文に根拠なし。むしろ回想している。

3 「生活への意欲を取り戻そうとしていた」が不適。本文に根拠なし。

5 「かつての交友関係にこだわり続けていた」が不適。確かに連絡は取ったが、傍線部の「妻を回想」と「交友関係にこだわり続けて」の間にズレがある。


問3 内容説明問題

問3:2

1 「そうした態度で軍務につくならば」と末部の「不安がっている」に因果関係と根拠なし。

3 「商売人として~あわれみを覚えている」が不適。本文に根拠がないとともに、ズレている。

4 「軍務についたら苦労するのではと懸念している」が不適。本文とズレ。

5 「そのふざけ方がやや度を越していると感じている」が不適。本文とズレ。


問4 内容説明問題

問4:5

1 「兵長にふさわしくない行動だと気づき」が不適。本文に根拠なし。

2 「再び魚屋で仕事ができる~途中に立ち寄ったので」が不適。理由に当たる部分は選択肢5が適切。

3 「すぐに訪れなかったことに対する後ろめたさを隠そうとしている」が不適。本文に根拠なし。

4 「「妻」の姿を目の当たりにして驚き」が不適。本文に記述なし。


問5 心情説明問題

解答のポイント

設問に「手紙がいくつか登場する」という指示があるので、それぞれの手紙の内容を押さえた上で選択肢を検討する。

また、その際に「「私」の感情はどのように動いていったか」とあるため、「感情の動き」に注目する

問5:2

1 「紋切り型の文面から~知った」「やがて魚芳とも~強まった」が不適。前者は2行目「喪にいる者の心を~ものがあった」とズレ。後者は5行目の内容と比べてスギ。

3 「周囲に溶け込めず~かと心配になった」が不適。本文に根拠なし。

4 「時局を顧みない~とらわれていった」が不適。本文に根拠なし。

5 「役所に勤めた途端に~不満を覚えた」が不適。78行目の「一度帰ってみて~」とズレ。


問6 表現問題

問6:3,6

3 「とぼとぼと」⇒「ユーモラス」が不適。

6 「妻の状況を断片的に示し、「私」の生活が次第に厳しくなっていった」が不適。妻の病気の悪化が生活苦につながったわけではない。



今回はここまで🐸

次回は【解答解説】センター試験2020(古典①古文)ということで、古文編です。

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