【解答解説】センター試験2019(現代文②小説)
こんにちは!こくご部です。
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はじめに
今回はセンター試験2019(現代文②小説)と題打って、現代文(小説)の解答例及び解説を掲載します。
共通テストの対策としてセンター試験の問題を解いている人も少なくないのではないでしょうか。
現在のところ、現行の共通テストとセンター試験は一定の連続性が認められます。
センター試験だけ、共通テストだけ安定して得点できるという人はなかなかいないのではないでしょうか。
それでは行ってみましょう🔥
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問1 語彙問題
ア:3
イ:1
ウ:2
★まずは辞書的な意味を優先して選択肢を削っていくこと。「これ以上選択肢が削れない」という状況になってからはじめて文脈判断に移る。また、本文を通読した後に改めて意味が通るか確認しておくこと。
問2 内容説明問題
問題文の「この場面からわかる」に注目。こういった指示がある場合、本文の他の場面・描写から読み取ることができるものが解答に絡んでくることはほぼない。傍線部の「気がひけた」にも注目。
1 「これからは~励まそうとしている」が不適。本文に根拠なし。
2 「家族である~思い始めている」が不適。本文に根拠なし。
4 「妹から指摘された」「居心地の悪さ」が不適。それぞれ本文に根拠なし。
5 「妹の姿に~ような思い」が不適。本文に根拠なし。
問3 理由説明問題
1 「いつの間にか~もっていた」「目新しく」が不適。それぞれ本文に根拠なし。また、理由部分にあたる「爽快なものだったから」も本文の内容とズレている。
2 「傷つけまい」が本文に根拠なく、「理由部分の「力強いものだったから」も本文の内容とズレているため不適。
3 「たくさんの」がグレー。数値でない表現であり、主観要素がどうしても入ってしまうため、この時点で×をつけずとも、他の選択肢と比較検討する際に注意する。本問では後半部の「自分を鼓舞~痛快なものだったから」が本文に根拠がなく、ズレているため不適。
4 選択肢全体が本文の内容とズレ。
問4 内容説明問題
★傍線部直前の「それを見ていると」を見落とさない!「それ」の内容と、「それ」を見たことによって妻のことを思い出したということを踏まえて選択肢を吟味する。
1 「忘れようと努めていた」が不適。本文に根拠がない。
3 「現実との~失望感から」が不適。因果関係がおかしい。
4 「朝から月見草~いっぱいになっている」が不適。本文に根拠がない。
5 「サナトリウムの~見えたことで」「その感情が~ふくらみ」が不適。それそれ本文に根拠がない。
問5 心情説明問題
傍線部中の「天国」に注目。また、その際に「ここに至るまでの月見草に関わる「私」の心の動きはどのようなものか」とあるため、「感情の動き」に注目する。
2 「庭に月見草が~確信を得た」が不適。本文に根拠がない。
3 「妻の病も~希望をもった」が不適。本文に根拠がない。
4 「死後の世界のイメージ」「死に魅入られてしまう」が不適。本文とズレ。「花の天国」と「死」には大きな乖離がある。
5 「自分と妻の~予感させてくれた」が不適。本文に根拠がない。
問6 表現問題
1 「快活な性格」が不適。「から元気」と取るのが自然。
2 「印象深い~強調している」が不適。「体言止めを繰り返すことで」との因果関係が不明。
3 「緊迫感」が不適。本文とズレ。
5 「次第に悪化していく過程」が不適。同時・並列である。
今回はここまで🐸
次回は【解答解説】センター試験2019(古典①古文)ということで、古文編です。
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